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リノベーション成功のカギ「壁」の種類とアイデア


リノベーション 壁 

・リノベーションをする時、壁はどんな施工をしたらいい?
・自然素材に興味があるけど、高いんじゃない?実際の予算はどうなの?
・壁のメンテナンスはどうしたらいいの?

など、上記はモデルルームに訪問されたお客様の声の一部です。実際、リノベーションをするにあたって部屋の大部分を占める壁をどのように仕上げるかで全体のイメージが大きく変わります。
リノベーションにおける壁の仕上げ材として代表的なものには、ビニールクロス・塗装仕上げ・スケルトン・漆喰・珪藻土などがあります。このページでは、それらの壁のメリット・デメリットに加え、ヴィンテージ・リノベーションのおすすめの壁の施工方法をご紹介しています。

安価で施工も簡単 ビニールクロス・リノベーション

ビニールクロス 壁 リノベーション 大阪

まず最も一般的なビニールクロス。こちらは基本的に安価で手に入るため、マンションなどでもよく目にします。けれど、モノによっては剥がれてしまったり、安っぽく見えてしまうことがあります。また、ビニールクロスのみで仕上げると、平面的で立体感がありません。ナチュラル感や上質感という点ではやはり満足行くものではなく、ヴィンテージ・リノベーションとしては、少し物足りなさは否めません。

こちらを利用する場合は、コーディネートが最重要。上手くコーディネートすれば、メリハリのあるインテリアに仕上げることもできます。
1メートル定価1,000円クラスですと、1,000種類以上あるので、壁の上下で柄を貼り分けたり、部屋の一面のみアクセントカラーとして思い切った色を使うのがおすすめです。
さらにモールディングなどを使って、壁にボリュームをつけるとよいと思います。また、今のビニールクロスは塗装も可能なので、補修の際はペイントも選択肢に入れることができます。
ビニールクロスは単体で使用するのではなく、部分的にカスタムをして全体の壁のクオリティーをあげることをおすすめします。

壁紙 リノベーション
ヴィンテージ・リノベーションにて施工した、大阪のマンションの壁を上下で柄を貼り分けた事例。

DIYでできる 塗装仕上げリノベーション

壁 塗装 リノベーション

塗装仕上げもまた安価で一般的な壁の施工方法です。色もオリジナルで調合する事ができるので、最近では自分の好きなようにDIYで塗装する方も増えてきているようです。
デメリットとしては、石膏ボードのクラックの問題や汚れが付きやすいため、補修やメンテナンスが大変などのデメリットも。
質感も平面的なので、ヴィンテージ・リノベーションをしたいという方にとっては、少々物足りない気がします。

スケルトンリノベーション

スケルトン 壁 リノベーション
最近、特に若い世代に人気のスケルトン仕様です。 

珪藻土リノベーション

珪藻土 壁 リノベーション 大阪

珪藻土は自然素材として人気があります。ただ、珪藻土は藻類の一種である珪藻の殻の化石などの死骸の堆積したものですから、自然に固まるという性質はありません。接着剤(補助剤)で固まる建材にしている訳です。施工会社によっては補助剤に化学製品を使用している場合もあるので確認が必要です。
そこに加工が入るため、トータルコストは決して安価とは言えません。

漆喰リノベーション

漆喰 壁 リノベーション 大阪

ヴィンテージ・リノベーションの普遍的な価値観「自然素材を用いる」観点から、やはりおすすめするのは漆喰です。今ではホームセンターなどで、すでに練った状態の漆喰が売られていますので、これを使えば素人でもDIYで簡単に施工できます。
もちろんこれらも悪くはないのですが、私は本漆喰をおすすめします。本漆喰は昔ながらの製法で、接着剤などの化学製品は一切入っていない漆喰です。原料は植物のすさと海藻のふのりで、これらを混ぜ合わせることで、クラックを防ぎます。施工にはそれなりの技術が必要になるのでDIYでは少し難しいかもしれませんが、実はこの本漆喰の材料コストはとても安価で、そこが一番のおすすめの理由です。尚、価格が安いのは、原材料が全て日本国内で賄える数少ない建築建材だからです。

しかもリペア補修がとても簡単です。京都の社寺仏閣などの漆喰壁は300年以上補修を繰り返していますが、まさにこれが本漆喰の大きな特徴だと言えます。
私のモデルルーム(私の自宅アトリエ)も壁は全て本漆喰で仕上げているのですが、15年間劣化することもなく、まだ一度も補修していません。むしろ味が出てきました。そのような自身の実体験もあり、漆喰壁は、私の考えるヴィンテージ・リノベーションにはもはや欠かせない要素となっています。もちろんお客様の予算や好みでビニールクロスやペイントで仕上げるケースもありますが、その際も全体のトータルバランスを考え、インテリア・コーディネートをご提案しています。

質感と住みごごちが格段にアップする!壁の表現手法

まず、リノベーションにおける壁の表現手法としておすすめなのは、「モールディング」によるパネル腰壁とファブリック仕上げです。欧米ではスタンダードなこの手法も、日本ではコストやデザインバランスがネックになってあまり施工事例が見られません。しかし、USA製のモールディングや建材を上手く組み合わせれば、大きなコストを掛けなくても一定の表現は可能です。また、壁紙ではなく布であるファブリックは、暖かみのある質感を表現できます。選べる種類も多く、是非試していただきたい素材です。実際、お客様と一緒に壁紙のショールームに行き、イメージに合うファブリックのご提案をさせていただいた事例もございます。こちらを参考になさってください。

【お客様の声3】2回目のリノベーションで手に入れた理想のシャビーシック

リノベーションの壁においては、やはりこういった自然素材や、木製建材で表現することがとても大事だと考えます。また、長く使えるのでトータルコストで考えると経済的な「賢い選択」といえるのではないでしょうか。

2つ目におすすめなのが(これは私がよく使う手法なのですが)、壁にニッチ(壁の一部を凹ませて作る飾り棚)や飾り窓(窓灯取り)を積極的に作り込むことです。

飾り窓 壁 リノベーション
ヴィンテージ・リノベーションにて施工した、大阪のマンションの「飾り窓」になります。

壁 窓 リノベーション 大阪
モデルルーム(私の自宅アトリエ)の「飾り窓」になります。

空間に立体感が出て、ディスプレイが映えます。手間はそれなりにかかりますが、私自身が施工する事でコスト調整をしています。壁で光や空気の流れを止めるのではなく、両者をうまく取り込み、しかもデザイン的にも面白い表現ができます。是非お試しください。

増岡デザインでは、このように多彩な表現が可能です。画一的な発想ではなく、オリジナリティ溢れるご自身のインテリアを創造してください。私の知識や情報を惜しみなく皆様へご提供いたします。インテリア・コーディネートを含め、最上級の「ヴィンテージ・リノベーション」をお届けいたします。


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