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【知らないと損】実は安い「ヴィンテージ」を使ったリノベーション


リノベーション会社を選ぶにあたって重要な基準のひとつに「予算」があります。
もし工事のコストを出来るだけ抑えたいなら、家具や照明はヴィンテージ物を使い、ヴィンテージになり得るUSA製の一級の建材を使用することをおすすめします。

・ヴィンテージを使うと高くなるのでは?
・どこで買えばいいの?
・USAの一級の建材ってどんなクオリティー?日本製の方がいいのでは?

と思われる方もいるでしょう。意外に感じるかもしれませんが、ヴィンテージを使ったリノベーションなら上質の素材を使いながら大手業者の半額でリノベーションを実現させる事も夢ではありません。「本当にそんな事が出来るの?」と疑いたくなりますよね。では今から詳しく説明させていただきます。

ヴィンテージ・リノベーション

「ヴィンテージ」を選ぶ理由はおしゃれで安くて質がいいから

まず皆さんが持たれる「ヴィンテージ」という概念はどういったものでしょうか?
骨董価値のある希少な家具や古着を連想される方が多いと思います。
私が提唱する「ヴィンテージ」は根本的に全く違う概念です。
自身も希少なヴィンテージは好きですしいくつか所有もしています。もちろん物によって価値のある商品もありますが、流通経路により「ヴィンテージ」の名のもとに値段がつり上がったものもたくさんあります。

私は「ヴィンテージ」はあくまでも中古品ですから、質が良く、なおかつ安くなければ意味がないと考えています。
目指すのは「いいけど高いよね…。」ではなく「これがこの値段で買えるの!?」です。

そのためには、自分自身で欲しい商品の素材や造り、状態などを吟味し、メーカーや年代を特定、その上で妥当な金額を判断し、交渉出来るスキルが必要です。
しかしながらそれらは豊富な知識と経験が無ければ簡単ではありませんよね。
ここで、狙い目のアイテムを一部ご紹介しましょう。

アメリカでは40年代から50年代にかけてインテリア・アイテムだけでなく工芸品、芸術作品などさまざまな分野で今までになかったデザインが発表され、大量に生産されました。
その時代背景から、本国アメリカでは40年代から50年代にかけてのアイテムは現在では価格が非常に安価で手に入れることができます。

以下、右のデスクスタンドはデイザー社(アメリカ)のものです。これは私がアメリカのオレゴン州ポートランドまで出向いて直接交渉し、約30ドル(購入時のレートで3,600円)で購入いたしました。デイザー社(アメリカ)は世界で初めて蛍光灯を使用したデスクランプを製造した会社です。
現在、日本のヴィンテージ・ショップでは4万円から5万円前後が相場で販売されていますが、私は現地そのままの価格である3,600円でリノベーションに使用しています。そこには利益を上乗せしていないということです。また、以下左のシャビーシックなヴィンテージ感のあるテーブルも約40ドルです。ワーキング・デスクとしてピッタリのサイズ感ですよね。このような「ヴィンテージ」を使用する事で家具や照明のコストを圧倒的に下げることが可能になる訳です。

ヴィンテージ・リノベーション

USAの木製建材は日本のクオリティー以上!? 材料の選び方で費用は大きく変わる

次に建材のお話をしたいと思います。 
リノベーションのコストは大きく分ければ、「人件費」と「材料費」になります。そして、その材料コストは「下地材」と「化粧材」に分けられます。
「下地材」は石膏ボードや角材等になります。

「化粧材」とは、仕上がったときに直接人の目に触れる部分を言います。構造には直接関係しませんが、使い勝手や環境、デザインには大きく影響しており、構造材よりも高価な場合が多いです。

室内ドアについて言えば北米のシンプソン社のドアが群を抜いていますね。参考画像をご覧ください。100年以上の歴史を持つシンプソン社のデザインとクオリティは正に一級品です。w700mmxh2000mmxd35mmの6パネルドアが現場までの輸送コストを入れて何と2万円を切ります。生産ラインと輸送システムが確立されていなければ、絶対不可能な価格です。この室内ドアは50年後間違いなくヴィンテージになり得る素材です。日本の建材メーカーでは今後も太刀打ち出来ないでしょう。

一般的に、日本製品は世界でも一目置かれる程クオリティーが高いと思われています。しかし自動車産業を筆頭にした工業製品はトップクオリティーだとしても、木製建材においては、厳しい言い方ですが全くの圏外と言ってもいいと思います。一番の大きな理由は原材料の一級の木材が皆無であることです。
北米はカナダをはじめ、世界有数の森林地帯です。針葉樹・広葉樹の種類と絶対量は群を抜いており、日本はとても太刀打ちできない現状があります。さらに、100年以上前からドアや木製建材の加工技術を代々受け継いできた歴史もあり、木製ドアの世界生産量はアメリカが世界一です。さらに、メーカー別に見ても、シンプソン社のドアが群を抜いています。その蓄積されたノウハウが桁違いです。

世界広しといえども、オークのソリッド・モールディングを北米以外で手に入れることは、ほとんど不可能だと思います。オーク・フローリングで有名なブルース社はホワイトハウスの床も手掛けている実績を誇りながらも、価格は本当にリーズナブルです。
日本の建材メーカーはソリッド(つなぎあわせたものではなく一枚物)の木材ではUSA製には勝てないことを理解しているので、石油化学製品として建築建材を作る道を選ばざるをえなかったのです。しかも、戦後ようやく洋式のライフスタイルに移行する中で、インテリアデザインも含め、本物を追求しようとしないデザイナーや建築家・大工職人たちではシンプソン社のドアのような製品は決して作れなかったのです。

現在のメーカーや建築会社では本当の意味での一級の木製建材やデザインをユーザーに提供する事は難しいでしょう。私がUSA製の木製建材を世界の一級品と考えるのはこれらの確かな根拠によるものです。これからも世界の一級品を皆様にご紹介して行きたいと考えています。

世界でも生産効率が悪く、石油化学の建材を扱う日本では将来「ヴィンテージ」になり得る商品は残念ながら作れません。しかし、大手建築業者はすべて日本メーカーの建材をユーザーに薦めます。何故なら定価が高く、設定されているメーカーの商品を使う事で利益が出し易いからにほかなりません。

デザイン事務所が木工所などにオリジナル・デザインでドアをオーダーするケースもよくありますが、2万円アンダーのドアとなれば、べニア板のフラッシュ構造の扉ぐらいしか作れません。残念ながらこちらも将来「ヴィンテージ」になり得る商品とは程遠いクオリティにならざるを得ないのです。

北米は世界有数の木材産地です。材料から加工まで完璧なシステムが出来上がっています。で、あればそこから調達するのが、最適であることは言うまでもありません。ヴィンテージになり得る一級のUSA製品を使用する事でむしろコストが下がるのです。

以下、ルーバードアの参考画像をご覧ください。カナダ製の無垢材のパインルーバードアですが、
サイズがw750mmxh2000mmxd35mmで、13,000円(現場までの送料込み)です。これにはレール金具等の備品もすべて含まれています。クオリティも100年は使える一級品。間違いなく「ヴィンテージ」ですね。日本でこの価格で製造する事は永遠に不可能なのではないかと思ってしまいます。

ヴィンテージ・リノベーション

無垢フローリングはどれも同じだと思っていませんか?

「ヴィンテージ」は家具・照明やドアだけではありません。無垢のフローリング材も「ヴィンテージ」になり得ます。しかし、無垢なら何でもいいのかと言うとそうではありません。日本で流通している無垢フローリングで多いのは「ユニ」と言われる定尺フローリングです。短い木材を接着材などで繋ぎあわせて(集積材の一種)1,820mmの長さに作られた商品です。
それに対して本当の無垢フローリングと呼べるのは、一枚ものの乱尺フローリングやヘリンボーンフローリングです。厚みは最低でも15mm、厚いものであれば18mmのオーク材等がそれにあたります。幅は当然広い程高価になるのですが、130mm~150mmの材はこれから希少になるでしょう。まさに「ヴィンテージ」ですね。100年は使用出来る本無垢フローリングが、海外で仕入れることにより㎡6,000円前後で現場まで配送されるのです。日本のメーカーではあり得ない事です。

リノベーションした部屋もヴィンテージに

北米ポートランドで買い付けたヴィンテージを使うこと。将来「ヴィンテージ」になり得るMade in USA製品を使用すること。これらを行うことで建材価格を相場の半額程にコストダウンする事が可能になります。「石油化学系の建材を使わないこと」が賢くリノベーションコストを下げる最良の選択です。

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