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【プロが教える】おしゃれなリノベーションをするコツ


リノベーション おしゃれ

・おしゃれなお部屋にしたいけど、どうしたらいい?
・おしゃれなお部屋にしたいけど、イメージ通りのお部屋にならない
・映画のようなおしゃれな家に住みたい

など「おしゃれな部屋にリノベーションしたい」と考える人は多いでしょう。
一概におしゃれな部屋と言っても、「おしゃれ」の定義は人それぞれ。ここでは私の考えるおしゃれなリノベーションの定義をご紹介します。

お洋服を選ぶとき、何を大事にしている?

リノベーションは人生で何度も経験するものではありません。言うなれば、皆が初心者です。「おしゃれなリノベーション」をどのように考えていくかは、ファッションを例にするとわかりやすいですね。

リノベーション 洋服

現代では、ブランドや値段にこだわらず、持っているものをコーディネートしておしゃれを楽しんでいる方が多いと思います。ひとつのブランドで洋服から靴やバッグの小物まで全て揃える方は今や少数派かもしれません。
特に現代のファッションおいては、季節のボーダーレス化やミックス・コーディネートがどんどん進んでいるように思います。従来、夏素材として扱われていた麻やレースの洋服を冬物と組み合わせているのをよく見かけますし、若者を中心に流行のアイテムに古着を組み合わせることは当たり前になっています。本当に自由をおしゃれを満喫できる時代になりました。でも、「おしゃれをしたいけれど自分に似合う洋服がわからない」「どう組み合わせればいいのかわからない」という方は案外多いのではないでしょうか?

まずはイメージを見える形に置き換えていく

リノベーション 雑誌

「自分の好みに自信がない」「どう組み合わせればいいのかわからない」などの意見はリノベーションの現場でもしばしば耳にします。
おしゃれな部屋にリノベーションしたいとは誰もが考えることですが、「おしゃれ」は個人の主観であり、相手にとっては表現が漠然としすぎています。自分の思う「おしゃれ」を相手に的確に伝えるためには、まず自分自身の中でより具体的な言葉にしてみましょう。

無垢材のフローリングや真っ白の壁、映画「アメリ」の主人公が住んでいたアパルトマンのイメージ?…言葉だけで伝えることには限界があるので、雑誌の切り抜きやお気に入りの画像があればいいですね。おひとりおひとりの好みや希望を適確に受け取り、それを実現するためにコミュニケーションは必要不可欠です。

おしゃれは足し算でなく引き算

シンプル リノベーション

ここで「おしゃれな部屋」を具体的にイメージするのが難しい方にさらにいくつかのポイントをご説明しましょう。
まず、「できるだけ部屋は作り込まない」。一見すると便利な隙間収納のための家具などは、ライフスタイルの変化によって不要なものになる可能性が高いからです。モノで溢れかえっている部屋はどんなに飾ってもおしゃれにはなりません。まずは自分のライフスタイルを見直し、不要なモノは断捨離すること。これはリノベーションを行う皆さんに必ずしていただきたいです。
その上で改めて収納を考えてみましょう。例えば、雑誌でよく見かける棚板においただけの剥き出しの靴箱が本当に自分に合っているのかどうか。一見よく見えても、見せる収納には常にきれいに並べて置く必要があり、またいつも物が視界に入ることで落ち着かないこともあります。メリット・デメリットは日々の生活レベルでよく検討し、イメージだけではなく、本当に自分に合ったスタイルを見つけて欲しいと思います。

家族の歴史を見守ってきてくれたダイニングテーブルがあるならば、それを中心にリビング・ダイニングを考えてみる。長く使い続けていられるのは本物の証拠、ヴィンテージになり得る品に愛着を持って、これからも使い続けることで心からの「好き」を表現できると思います。そこからは、そのテーブルに合う照明・カーテンなど選んでいくことでバランスの取れた住空間になります。「大きなテーマがあること」で現実的なイメージを作りやすくなると思います。

おしゃれなリノベーションは一過性ではない

個人の主観である「おしゃれ」をテーマにリノベーションを考える場合、自分の好きだけに特化すればよいとも限りません。
自由に発想することは大事ですが、ファッションとは違って好きなものの寄せ集めでは、住まいとしてはちぐはぐな空間になってしまう場合が多いからです。
全体としてバランスの取れた居心地の良い住まいを実現するためにはぜひ、インテリアのプロであるインテリア・コーディネーターの力を借りることをおすすめします。
壁紙を貼る場合でも柄の大きさや色合いで全体の印象は大きく変わります。空間をより広く見せるため、壁半分ずつに壁紙を貼り分けるなどプロならではのテクニックがあります。

中でも一番の基本は素材の選択だと思います。せっかくの漆喰壁も床材が合板のフローリングではどうでしょう。異素材の組み合わせが中途半端な質感を作り出し、とても居心地の悪い部屋になってしまいます。ファッションとは違い、素材のベースは出来るだけ統一することが基本となります。もちろんそこではできるだけ自然素材を選ぶこと。ビニールクロスや合板のフローリングなど工業製品で統一された新築マンションのショールームは、なんと人工的で寒々しいことでしょう。

あくまでも「器としての部屋は出来るだけシンプルに」しておくことで、好みやライフスタイルの変化に柔軟に対応することが出来ます。家具やカーテンを変えるだけでも部屋のイメージは大きく変化するからです。

経年変化 リノベーション

デザインの好みはあれど、「素材は永く使えるもの、ヴィンテージになり得るものをセレクト」してください。
すぐに出会えなくても一期一会と言い聞かせ、探し続けてください。モダンでもクラシックでも、どんなデザインであったとしても、新たに購入する場合はとにかく素材にこだわって選択すると、家中の空気が変わってきます。住まいもインテリアも本物を選んでおけば、これから先の経年変化を楽しみ、ますます愛着をもって大切にしていくことができます。おしゃれなリノベーションを考える時にも、将来ヴィンテージになり得るかどうかが最も大切だと思います。

長い人生で人の好みは変化し続けていきますから、住まいも変化し続けることは大前提です。雑誌などで知る時代の流行に左右されることなく、自分の「好き」を見つけ、そのために時間をたっぷりかけることを楽しんでください。
洋服のように簡単に買い替えることのできない住まいにはそんな思いが必要なのではないでしょうか?
是非、ゆっくりと自分のスタイルをみつけてみてください。


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